研究発表会
◆ 第9回研究発表会
宗教心理学的研究の展開(9)
−仏教(仏教徒)と宗教心理学−
日本心理学会 第75回大会:2011年9月15日(木)〜17日(土)
日時:2011年9月16日(金) 9:30〜11:30
会場:日本大学文理学部
企画趣旨
日本人にとって古くから身近でかつ深い関わりをもつ仏教とはいかなるものであるのか。本ワークショップでは,仏教および仏教徒について,宗教心理学との関係から検討したいと考えている。その際,「仏教を対象とした調査研究」および「仏教徒にとっての宗教心理学」の2つの観点から検討し,話題提供を行いたいと考えている。
「仏教を対象とした調査研究」では,寺院従事者,信者(檀家),一般参拝者を対象とした調査から,それぞれの役割,立場が意味するところについて報告する。また,瞑想の研究を通してみえてくる仏教の姿と宗教心理学との関係について報告する。
「仏教徒にとっての宗教心理学」では,仏教徒の立場から「教団組織と信仰との関係」について宗教心理学が果たすべき役割とは何かについて報告する。
これらの報告を踏まえて,指定討論者が論点整理と問題提起を行う。その上で,フロアとの全体討論を行い,仏教および仏教徒と宗教心理学との関係について広く議論したいと考えている。
司会 松島公望(東京大学)
話題提供
1.横井桃子(大阪大学大学院)
寺院従事者の役割受容感の規定要因を探る―浄土真宗本願寺派寺院への量的調査から―
当日資料
2.武田正文(浄土真宗本願寺派 高善寺,三原病院 心理療法士,島根県スクールカウンセラー)
臨床心理学的観点からみた浄土真宗僧侶の宗教活動と宗教心理
当日資料
3.中尾将大(大阪大谷大学)
一般大衆における仏教信仰の一側面−天台宗寺院における参拝および写経からみえるもの―
上映資料 配布資料
4.太田俊明(西山浄土宗教学研究所)
教団に対する宗教心理学からの繋がりづくり
当日資料
5.葛西賢太(宗教情報センター)
仏教の心理学的な研究にあたってはどのような課題があるか
当日資料
指定討論者 恩田 彰(東洋大学名誉教授)
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