研究発表会
◆ 第8回研究発表会
宗教心理学的研究の展開(8)
−死生の意味するもの:生と死を見つめる宗教心理学−
日本心理学会 第74回大会:2010年9月20日(月)〜22日(水)
日時:2010年9月21日(火) 10:00〜12:00
会場:大阪大学豊中キャンパス
企画趣旨
「生と死について,どのように考え,どのように向き合うのか」−生と死にまつわる問題は,宗教や宗教性と密接な関わりをもっている。しかし日本の心理学分野では,両者の関係について議論されることは決して多くはない。
そこで本ワークショップでは,宗教心理学の立場から,両者の関係についてその意味するところはいかなるものであるのかについて検討したいと考えている。
まず4人の話題提供者が,「幼児期におけるデス・エデュケーションの可能性」,「終末期患者が有する宗教性と死の受容のあり方」,「自死遺族にとっての宗教的な物語の意味」,「遺族と故人とのつながりが意味するもの」について研究発表を行う。続いて,指定討論者が論点整理と問題提起を行う。
これらの発表を通して,宗教心理学が生と死をどのように見つめ,考え,明らかにすることができるのかについて,フロアに問いかける機会をもち,最後にフロアとの全体討論を行いたいと考えている。
司会 松島公望(東京大学)
話題提供
1.辻本 耐(大阪大学大学院)
子どもは死んだらどうなると思っているのか?
当日資料
2.川島大輔(国立精神・神経センター)
自死遺族の意味再構成と宗教的物語
当日資料
3.大村哲夫(東北大学大学院/医療法人社団爽秋会)
終末期患者の有する宗教性と死の受容
当日資料
4.中里和弘(大阪大学大学院/日本学術振興会)
心理学から見た「生者」と「死者」の繋がり―故人との絆の継続に焦点を当てて―
当日資料
指定討論者 田畑邦治(白百合女子大学)
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