研究発表会
◆ 第6回研究発表会
宗教心理学的研究の展開(6)
−死生学と宗教心理学の相互関係性を探る−
日本心理学会 第72回大会:2008年9月19日(金)〜21日(日)
日時:2008年9月20日(土) 13:00〜15:00
会場:北海道大学 高等教育機能開発総合センター
企画趣旨
死生学研究の必要性が加速的な高まりを見せている現今であるが、生と死を学術的に扱う範疇は非常に広く、学際的に行わねばならないと同時に、その逆に体系的にまとめていく作業も難事である。心理学という一つの学問領域に限定した場合であっても、いずれの立場あるいは側面から体系化を試みるかによって、まとめる対象となる研究群の質も数も変化する。
そこで本ワークショップでは、死生学の中でも宗教心理に関連する研究概念を抽出し、知見を紹介しながらそれらの関係図を描くことを目的とする。人間の死生と宗教的心理との間に強い結びつきが存在することは明確であるが、この二者の関係性をより精緻にまとめるためには、大概念上での理論的考察に留まらず、ある程度限定された概念の下で行われた諸研究の積み重ねが必要となる。そのため“死生学”、“宗教心理”という2つのキーワードを共有しながら異なる研究を行う3名より話題提供がなされ、次いで死生学全般を見渡す立場より指定討論が行われる。
司会 松島公望(東京大学)
話題提供
1.大村哲夫(東北大学)
『終末期おける心理と文化−「お迎え」?それとも譫妄? 在宅ホスピスの現場から』
当日資料
2.浦田 悠(京都大学)
『人生の意味と宗教性―前意味・無意味・超意味・脱意味―』
当日資料
3.松田茶茶(神戸学院大学)
『若者にとっての死―“死”という脅威は若者に何をもたらすか―』
当日資料
指定討論者 田畑邦治(白百合女子大学)
川島大輔(国立精神・神経センター)
サブウィンドウを閉じる