研究発表会
◆ 第3回研究発表会
宗教心理学的研究の展開(3)−宗教意識研究の現在−
日本心理学会 第69回大会:2005年9月10日(土)〜12日(月)
日時:2005年9月12日(月)
会場:慶應義塾大学三田キャンパス
企画趣旨
宗教心理学において宗教意識は、これまで主として「宗教に関する意識内容」、「宗教的態度」の意味でとらえられ、様々な研究がおこなわれてきた。すなわち、宗教意識の構造やパターン、その形成プロセス、行動への影響、社会の変動に伴う変化、発達上の変化、など多くの視点からの関心を集め、調査研究がおこなわれてきた。このようにみるとき、宗教心理学研究の大半は宗教意識の研究であった、といっても過言ではない。それゆえ、これまでの宗教意識研究を省み、今後の方向性を検討することは、この研究分野での進展にとって重要である。
そこで、本ワークショップにおいては、(1)伝統的・包括的な研究上の視点、(2)関心テーマを特定させた研究の視点、(3)近年着目されている、いわゆるスピリチュアリティ研究の視点、という3つの視点から宗教意識研究の現在を考えてゆく。
企画者 Djumali Alam(山口大学) 松島公望(東京学芸大学大学院) 西脇良(南山大学)
司会 西脇良(南山大学)
話題提供
【1.伝統的・包括的な研究上の視点】
Djumali Alam(山口大学)
『宗教意識研究の現状と課題−宗教意識から見る宗教の定義と尺度の問題−』
発表資料 パワーポイント資料
【2.関心テーマを特定させた研究の視点】
岡村宏美(神戸大学大学院)
『女性の自然観に関する心理学的研究−自然の中の大いなる存在との出会いを通して−』
発表資料 パワーポイント資料
松田茶茶(神戸学院大学大学院)
『死への不安に及ぼす宗教関連意識の効果』
発表資料 パワーポイント資料
【3.スピリチュアリティ研究の視点】
河野由美(藍野大学)
『鎮めと煽りの宗教性とSpiritual well-being』
発表資料 パワーポイント資料
指定討論者 齋藤耕二(東京学芸大学名誉教授)
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