会員著書紹介
堀江宗正著 『若者の気分 スピリチュアリティのゆくえ』(岩波書店 2011年)
編著 堀江宗正
出版年 2011年
出版社 岩波書店
体裁 A5版 216頁
ISBN 978-4-7795-0508-9
価格 1575円
■岩波書店 紹介ページ■
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/1/0284540.html (書誌データ)
http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0284540/top.html (紹介ページ)
はじめに
スピリチュアル,スピリチュアリティについて
本書の登場人物
1.風の歌――スピリチュアルからの出発
風太君,男18歳(初回インタビュー),21歳(2回目のインタビュー)
霊感
新宗教の子弟として
「宗教」よりも死生観
霊からエネルギーへ
開かれた社会への希望
2.インスピレーション――スピリチュアルな成長を求めて
音葉さん,女25歳
祖母の死と祈り/トランスの体験
祖母の信仰への反発とその影響
宗教へのあこがれと嫌悪感
自我をなくすことと高めること
聖域を求めて
3.宇宙とのつながり――存在としての愛
美月さん,女21歳
小さな宇宙人として
霊よりも宇宙
宇宙の秩序(コスモス)としての神
言葉にならない愛
4.外へ――スピリチュアルゆえにスピリチュアルを否定する
神生君,男23歳
魔法使いになりきって
拝み屋さんと狐憑き
自己批判としてのスピリチュアル批判
自己相対化のために宗教を学ぶ
スピリチュアリティの社会化
おわりに
「若者現象」という幻想
若者文化の消失――スピリチュアリティの制度化と伝統回帰
オカルトとファンタジー――教育との葛藤
不可知論――ファンタジーと現実を往還する人々
信念の私秘化――コミュニケーションの世代差
回心の不在――新宗教・民俗宗教の世代間継承
スピリチュアル・ブーム/ビジネスへの違和感
もっと知りたい人のために
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